乳酸菌やビフィズス菌、ガセリ菌などを摂取する人の目的の多くが便秘の解消です。 もちろん、中にはアレルギー対策や花粉症対策、美容、美肌などを考えている人もいるかも知れませんが、結局のところ、いずれも腸内環境を良好な状態にしたいということを期待するケースが多いでしょう。 腸内環境を良くすることで、上記のような悩みを解消することができるからです。 しかし、これらの悩みを改善する効果を期待するのであれば、乳酸菌などの摂取の他にも生活習慣を見直すことが求められます。 そもそも乳酸菌を摂取することで腸内環境が良くなるのは、乳酸菌が善玉菌であるということが関係しています。 善玉菌と悪玉菌の腸内での勢力争いを私たち人間がサポートして、何とか善玉菌を優勢にしたいということがサプリなどを摂取する根本的な目的です。 その為には、もちろんサプリの摂取も必要不可欠ですが、生活習慣の是正も十分に検討したいポイントと言えるでしょう。 なぜなら、生活習慣の乱れこそが悪玉菌を増やす最大の原因と考えられているからです。 悪玉菌は善玉菌よりも増殖が早いと言われています。 ストレスや食事習慣の乱れ、運動不足などによって直ぐに悪玉菌は増えてしまいます。 そうなればなるほど、善玉菌の数は減り、便秘などのトラブルが生じやすくなってしまいます。 つまり、腸内環境が悪化している状態です。 だからこそ、生活習慣の見直しが必要と言えるのです。 具体的には、食事から摂取する栄養価のバランスを考えることが求められます。 例えば、塩分の多い料理は悪玉菌を増やす大きな原因になってしまうでしょう。 また、油分の過剰摂取も同様に悪玉菌を増やすことになります。 ファーストフードやコンビニ弁当などの出来合いの食べ物には、こういった条件が合致しやすいでしょう。 理想的なのは、手作りの料理で油分や塩分などを自分でコントロールすること。 出来合いのものの多くは合成保存料や着色料、香料などが配合されていますが、それらも腸内環境を乱す間接的要因になりかねません。 健康や美容などを考えた場合、面倒でも手作りの食事で栄養価をコントロールするべきと言えます。 その上で、肉よりも野菜をたっぷりと摂るなどの工夫に取り組んでみましょう。 また、運動不足の解消も腸内環境をケアするポイントの一つ。 ジョギングやウォーキング、ヨガやピラティスなど必ずしもハードな運動でなくても良いので、しっかりと運動に取り組みましょう。 腸内の悪玉菌を減らすことができます。 これらの前提を踏まえたうえで、乳酸菌やビフィズス菌などのサプリを摂取すると、かなり効果をスピーディに実感できるでしょう。